2018年1月のご案内

 読書の会
御園生涼子著『映画の声―戦後日本映画と私たち』 を読みます。

新年あけましておめでとうございます。
今年最初の読書の会では、御園生涼子著『映画の声―戦後日本映画と私たち』を取り上げます。
映画の研究書である本書は、戦後の日本映画が、民主主義や大衆娯楽の手段となる一方で、在日朝鮮人、
沖縄、ヤクザ、少女など、戦後日本におけるマイノリティの姿を描いていたことを論じています。
編者あとがきにも記されているように、そこで描かれるマイノリティの人々の姿は、暴力や死など、大きな物語的な
要素を持つがゆえに、娯楽映画の中にたびたび登場してきました。ジャンル形式やスター役者などの制度は、その
テーマを緩和する存在であり、著者はそれらによって隠された主題を見逃さず、その映画が発する「声」として拾い上げ、
本書の中で論じています。
マイノリティの人々の身体に担わされた暴力性は、11月の会で取り上げた金城一紀『GO』のテーマにも通じているかもしれません。
大島渚、松竹映画、80年代の角川映画などを興味深く論じた本書ですが、読書の会では、目次の中から気になる映画作品や章を読んで、
参加いただいても構いません。また映画研究に関連して、参加者それぞれが好きな日本映画やその魅力を話し合うのも楽しいかも
しれません。
みなさまのご参加をお待ちしています。
(髙田)

 日時:
 1月18日(木)18:15より
 場所:
 Japanologisches Institut / Wilhelmstr. 90, 5番教室
(バス 1/7 Pauline-Krone-Heim下車)
*J.Institutに貼り紙をして告知します。


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